多職種で考える、患者さんの経済的課題|医療従事者プロジェクト開催レポート

4月18日に、医療従事者向けプロジェクト
「医療現場で考える 患者の経済的課題と支援」を開催しました。

今回のテーマは、
「自営業の経済的課題」と「経済面のスクリーニング」。

病棟看護師、外来看護師、医師、薬剤師、MSWなど、さまざまな職種の参加者が集まり、
「患者さんのお金の問題に、医療現場でどう気づき、どう支援につなげるか」をテーマに意見交換を行いました。

自営業の経済的課題では、会社員とは違う収支の変化や困っている内容について学びました。
経済面のスクリーニングでは、そもそもスクリーニングって?という基礎的な部分からメリットデメリット、経済毒性の評価に使われているスクリーニングまで学んだ後に、参加者で意見交換を行いました。

参加者のアンケートを基に、振り返っていきたいと思います。

「医療だけでは拾いきれない課題がある」

参加者からは、

「医療者はどうしても医療面に意識が向きやすい」
「会計時や薬の説明時にも、声をかけられるかもしれない」
「患者さんが“困った後”ではなく、もっと早く気づきたい」
「薬局だからこそ見える変化」
「外来だからこそ気づけるタイミング」

といった声が挙がりました。

単なる制度説明ではなく、

・どのタイミングで気づけるのか
・誰がどう関わるのか
・どの職種につなぐのか

を、それぞれの現場感覚で共有できたことが印象的でした。

多職種連携と現場で行っている工夫

「他職種の視点が参考になった」
「薬局での関わり方を考え直したい」
「自施設では当たり前と思っていたことが、他職種・他施設では違う形で行われていることもあり、新たな視点につながりました。」

という感想もあり、
普段はなかなか話せない“現場の迷い”や“工夫”まで共有されていました。

特に、

・「医療費が心配」と問診票に入れている
・新薬や高額治療開始時は意識して声をかける
・MSWへつなぐ前段階として関わっている

といった、実践的な工夫も実例を基に具体的な内容で多く出てきました。

アーカイブ視聴・学習動画も利用可能

このプロジェクトは、単発の勉強会ではなく、

・制度や家計の相談実務支援学習動画(24時間いつでも視聴可能)
・勉強会のアーカイブ視聴
・多職種での継続的な意見交換

なども含めて、継続的に学べる形で運営しています。

「現場で感じていることを整理したい」
「他職種の視点を知りたい」
「経済面の支援について学びたい」

という方には、実践的な場になっています。全国各地から参加されているので、地域の特徴なども参考になると好評です。
ちなみにオンタイムで参加されますと、動画には残せない内容の意見交換もできたりします。

次回以降のテーマ

今後は、

・糖尿病×がん、糖尿病の経済毒性
・高齢者、AYA世代、高所得者、母子家庭の経済的課題
・カルテやアセスメントから見える経済的課題、見えない課題
・多職種連携
・SDM(Shared Decision Making)と経済面の関係性

なども扱っていく予定です。

現場で感じる「これって支援につながるのかな?」を、
職種を超えて一緒に考えていければと思っています。

経済面の患者支援について意見交換できる場として、継続的に開催してまいりますので、ご興味のある方はぜひ一緒に学びましょう!

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