医療従事者が行う経済的支援~高齢者の課題とカルテから見えるお金の情報

6月28日(日)に、第2回「医療従事者向けプロジェクト」をオンラインで開催しました。
今回も、全国から看護師、薬剤師、社会福祉士など9名の医療従事者にご参加いただきました。
テーマは「高齢者の経済的課題」。
制度を学ぶだけではなく、参加者同士で現場の経験を共有しながら、「医療現場でどのように経済的な課題へ気づき、支援につなげていくか」を考える時間となりました。
当日のプログラム
【勉強会】高齢者の経済的課題
・年金生活への移行による収入の変化
・高齢者の医療費制度の変遷
・後期高齢者医療制度
・70歳以上の高額療養費制度と外来特例(8月からの変更点含む)
・介護保険制度
・高額介護合算療養費制度
・年金生活における家計の実態
・高齢者が抱えやすい経済的課題
【現場で考える】意見交換の場
- カルテやアセスメントから見えるお金の情報と院内連携
- グループディスカッション
「本当に大丈夫?見えにくい経済的リスク」
グループディスカッションでは、事前アンケートで寄せられた現場での悩みをもとに、
- カルテやアセスメントのどこから経済的リスクを読み取るのか
- 「大丈夫です」と話す患者さんへ、どこまで踏み込んでよいのか
- 一見問題がなさそうでも、後から経済的課題が表面化したケース
などについて、職種の垣根を越えて活発な意見交換が行われました。
参加者の声
参加者からは、このような声が聞かれました。
「医療従事者同士だからこそ話せる内容で、とても有意義でした。」
「他職種ではどのような視点で患者さんを見ているのかを知ることができ、新たな気づきがありました。」
「FPと医療、それぞれの専門性を生かしながら患者さんを支える形を考えられる場だと感じました。」
「現場で抱えていた疑問や迷いを共有でき、一人では気づけなかった視点を得ることができました。」
実際のディスカッションでは、「医療従事者同士だからこそ踏み込んで話せる内容」「FPと医療をつなぐ場として発展してほしい」といった意見もあり、このプロジェクトならではの学びの場になっていることを改めて感じました。
アーカイブ配信のご案内
当日ご参加いただけなかった医療従事者プロジェクトメンバーの方は、期間限定でアーカイブ動画をご視聴いただけます。
勉強会の内容だけでなく、現場で活躍する医療従事者同士のディスカッションも、このプロジェクトの大きな魅力です。
現在、14名のプロジェクトメンバーで患者さんの抱える経済的課題を、医療従事者の視点で勉強し、意見交換して現場で活かしています。
一般社団法人患者家計サポート協会では、医療従事者だけでなく、FP(ファイナンシャルプランナー)の会員も多数在籍しており、全国の70名の会員が毎月オンライン勉強会や事例発表、動画などで学びを深めています。
次回以降のテーマ
今後は、
・糖尿病×がん、糖尿病の経済毒性
・AYA世代、高所得者、母子家庭の経済的課題
・カルテやアセスメントから見える経済的課題、見えない課題
・多職種連携
・SDM(Shared Decision Making)と経済面の関係性
なども扱っていく予定です。
現場で感じる「これって支援につながるのかな?」を、
職種を超えて一緒に考えていければと思っています。
経済面の患者支援について意見交換できる場として、継続的に開催してまいりますので、ご興味のある方はぜひ一緒に学びましょう!
第1回のレポートはこちらをご覧ください。

